当協会のあゆみ

前 史

1954(昭和29)年4月8日に三重県医療社会事業協会として発足。

当時の厚生省は、GHQの指令で、日赤病院、済生会病院、国立療養所、A級保健所に対し医療社会事業に積極的に取り組むように指導した。

医療社会事業の事務局を三重県衛生部医務課に置き、

県内の公衆衛生並びに社会保障の向上を図る目的をもち、施設単位で構成。

役職者は保健所長や病院長が着任。初代会長は山田赤十字病院の服部達太郎先生が就任。

医療社会事業の調査研究並びに普及啓発、関係機関との連絡協調、会員の教育及び専門技術の向上、

その他を目的として事業を展開。 また、日本医療社会事業協会三重県支部を兼ねた。

研修会等、MSWとPSWの区別なく、故吉田正吉(三重大学教授心理学)等を 助言者として迎え、

主に症例検討会を開催。当初は結核患者や貧困世帯の症例が多く見られた

2-31

 

三重県医療ソーシャルワーカー協会としてのあゆみ
1980(昭和55)年 医療機関のMSW個人を会員とする純粋な職能団体として会員の資質向上を目的とした定期的研修会を再開(MSWとして初代会長である西川健氏を中心とする5名程度の有志による再出発となった。再開に関しては、 愛知県協会並びに岐阜県協会に指導・助言を得る)。
1982(昭和57)年 三重県医療ソーシャルワーカー協会に名称を変更する。
1985(昭和60)年 県内の社会資源について市町村別実態調査を実施し、「在宅療養をすこやかに」 「すぐに役立つ保健医療福祉サービス」等の情報誌を発行
1986(昭和61)年 「三重県の医療福祉サービス」を作成「協会ニュース」の創刊号を発行
1994(平成6)年 医療ソーシャルワーカーのPRと地域貢献を目的として巡回医療相談会を開催。
1996(平成8)年 「すぐに役立つ保健医療福祉ハンドブック三重県版」発行医療ソーシャルワーカーの実践集として「MSWレポート vol.1」発行
2001(平成13)年 更に地域住民の福祉の向上と利用者主体の医療福祉を目指して、第一回三重県医療ソーシャルワーカー協会大会を開催
2007(平成19)年 全国医療ソーシャルワーカー協会連絡協議会加入
2008(平成20年) 三重県医療ソーシャルワーカーホームページ開設
2014(平成26)年 ・全国医療ソーシャルワーカー協会会長会加入

・三重県医療ソーシャルワーカー協会創立60周年記念大会を開催

2015(平成27)年 実践研究・実践報告の場として、実践報告会を実施
2021(令和3)年 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、オンラインによる研修を開始